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ダンジョデニム ~Gジャンに特化したデニムブランドを~

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Gジャンに新しいデザインを

なんでGジャンは似たようなデザインが多いのだろう。リーバイスの2nd、3rdタイプの焼き直しばかりだ。なんでGジャンはダボッとしてるのだろう。なんでもっと自由なデザインのGジャンがないのだろう。そしてなんでGジャンに特化したブランドが見つからないのだろう。デニムブランドはどこもジーンズばかり。もういい。作ろう。

高校時代から着ているGジャン。着続けているだけに「もっとこういうデザインのGジャンがあったら買うのに」というアイディアは溜まっていき。今私が作っているGジャンはそれらアイディアを形にしたものです。自分自身でデザインし、生地を選び、パターンを作り、裁断して縫製して出来上がったものを着用して気に入らない点をまた修正して…を繰り返しています。

ジーンズと比べてGジャンは市場規模がだいぶ小さく、カジュアル服店でも販売コーナーは片隅にちょこんとあるのがほとんどです。Gジャンの販売は季節やブームに左右され、それも売れる数としてはジーンズよりだいぶ減るとなればこれまで敢えてデザイン的にチャレンジしてこなかったというのも納得がいきます。新たなデザインで勝負するのであれば個人で小規模で、かつGジャンに対する思いが強い人間が作るのがベターな道だと思います。

ファッションデザイナーは星の数ほどいますが高校の卒業式もGジャンで出席するくらいGジャンを着ているデザイナーがどれだけいるでしょうか。理想のGジャンが作りたくて茨城県から岡山県倉敷市児島に移住しました。私はファッションが好きなわけではなくGジャンが好きなんです。変わったGジャンを探してる方、ダンジョデニムのGジャンを見てください。

岡山県倉敷市児島地区

ダンジョデニムは2017年に岡山県倉敷市児島地区で創業しました。岡山のジーンズは今や海外にも知られる存在です。岡山の中でも児島は国産ジーンズ発祥の地として繊維業者が数多く集結しています。生地メーカーさんや糸、ボタン、ファスナーなどを取り扱う資材屋さん、パターン屋さん、ボタン付けなどを行う特殊屋さん、ミシン屋さん、縫製工場さん、プレス屋さん、加工屋さん…。多種多様な業者さんが車で移動できる圏内に集結しているのは児島ならではです。全国に繊維の産地はありますが、児島ほど近所に業者さんが集結していて商品の販売まで行っている産地はそうは多くありません。ダンジョデニムの製品はそうした産地のパワーに支えられて作られています。

商品

ハイネックGジャン

オーソドックスなGジャンのパターンを自分好みに改造していった結果、出来上がったシルエットです。当初、学生服の詰襟のようなスタンドカラーにしていました。しかし「襟先の生地が重なってゴチャっと見える」理由から襟と身頃を結合しアオザイのような襟に。片玉縁の胸ポケット、7cm幅のカフス、デニムの裏面を使った見返し、製造月を刺繍、ブランドタグは外に見えないように、など様々なこだわりを形にしました。弊ブランドロゴもこの商品のシルエットをもとにデザインしています。

ボタンダウンGジャン

ハイネックGジャンに襟を付けてそれをひと回り小さい14mmのボタンで固定。ボタンで固定したのは洗濯や経年変化によって生地が柔らかくなると襟がペタっと下がってしまうのを避けるためです。ボタンダウンのシャツは数多くありますがGジャンのような厚めのデニム生地ではなかなか見ないでしょう。

テーラード襟Gジャン

フォーマルとカジュアルの中間のように着られるデニムはないものか。今ではデニムスーツは珍しくなくなってきましたが、それらほとんどは薄地で色落ちのしにくい生地であくまでもスーツらしく着られるもの。本商品はデニムの特性である色落ちするジャケットです。そのため白いYシャツ等と合わせる際は色移りに御注意ください。通常スーツは定期的にクリーニングをかける必要がありますがこれはデニムなので不要です。ラフに着てください。

テーラードコート

色落ちを目立たせるためにできるだけシンプルなデザインに。80歳になっても着続けたらかっこいいですね。歳をとる楽しみをひとつ増やしてくれるコートです。

アシンメトリーデニムコート

私の好きな映画「マトリックス」に出てくるようなコート。あの映画の世界観に合うようなコートを作れないものか。ファスナーは上下両開きで下からも開けることができるため個人の脚の長さによって開く長さを変えられます。

アシンメトリージャケット

左右非対称のデザインにすると裁断の手間が増えて縫い工程でのミスも起きがちです。それでも作りたかったこのシルエット。色落ちした時、この個性的なデザインにアンティーク感が加わって不思議な迫力が出ます。

ベスト

パッチ式のポケットはどうしてもカジュアルっぽくなってしまいます。できるだけフォーマルな雰囲気を残したくて片玉縁のポケットにしました。裏地に別生地を使わず生地はすべてデニムを使いました。下に着る服に色移りしにくいように端は三巻きにせずにデニムの裏面を見返しに使って縫製しています。

ワイドパンツ

自分のGジャンに合うボトムスを作りたくてデザインしました。ウエストの調整は両脇のベルトで行います。歩いた時に足が長く見えるように股上を浅くしました。Gジャンがタイトなのでボトムスを大きめにすることで私の好きなAラインのシルエットにすることができます。Gジャンも全商品共通の生地を使っているため上下セットアップで違和感なく組み合わせることが可能です。

デニムの魅力

色落ち

突然ですが、ピカピカの新しいお寺より渋みのある古いお寺の方が歴史の重みを直感で感じられると思いませんか。

写真は前のページの商品を児島の加工屋さんに色落ち加工してもらったものです。どうでしょうか。同じ生地でこれだけ表情が変わるんです。デニムの良さはこの色落ちにあると思います。経年変化による色落ちならお客様オンリーワンの商品になります。

デニムで見える個性

服はその人を主張します。私が色落ちしたデニムを着ている人を見て思うこと。ぶれない人。ノンウォッシュのデニムを色落ちさせるなら毎日着て1、2年かかります。自然な色落ちは趣味趣向がコロコロ変わらない継続性がある人の証明です。でも色落ちは特に難しいことはしなくていいんです。飽きずにただ黙々と着て洗っていればそれでいいんです。リペアされていたら「ものを大切にする人」。服が安く買える時代に敢えて修理して大事に着続ける人です。同じものを長く愛し続ける人なら友達になりたいと思いませんか。

また、左利きの人、ポケットにフリスクを入れている人、よく腕を組む人…色落ちを見るとその人の個性が見えてきます。色落ちにはその人の歴史や個性が刻まれます。「もしかしてフリスクがお好きなんですか?」初対面の人との雑談のきっかけにもなりますね。

子供に引き継ぐ

私が10代だった高校時代に来ていたGジャンは40歳の今でも着られます。80歳になっても着られるでしょう。デニムは世代を超えて着続けることができるファッションです。一生着られる服を見つけるのは誰もが願うことじゃないでしょうか。

リペア業者さんにリペアしてもらえば何世代にわたって受け継ぐこともできると思います。長年大事に着た服を捨てるのがもったいなくても自分の子供や親戚の子に引き継げるのもデニムの良さです。自分がいなくなっても思い出してもらえるアイテムを世に残せると言ったら大げさでしょうか。ちなみに100年前のビンテージジーンズが世に残っていたりします。ストレッチが効くポリウレタン混のデニムは着心地はいいのですが加水分解が起きてしまうため何十年も保管するのは難しいと思います。2代、3代着ていくのであれば綿100%のデニムがオススメです。

メンテナンスストレスフリー

デニムはメンテナンスに気を遣いません。色褪せやほつれ、多少のシミができても「味」として見られます。着ていくごとに目減りしていくようなネガティブな感情を抱かず、むしろ着古していくことをポジティブにとらえて着続けられます。そんな服が他にあるでしょうか。クリーニング不要、家で洗濯可、色褪せが嬉しい、リペアも可能。メンテナンスのストレスフリー素材、それがデニムです。

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